トンカット・アリの詳細説明

TONGKAT ALI(トンカットアリ)
EURYCOMA  LONGIFOLIA  JACK


By: Dr.Hossein Razani
株式会社バイオシード

CONTENTS
1−植物の説明 Plant Description
2−使用についての歴史 History Of Using
3−トンカットアリの成分 Tongkat Ali Properties
4−効果のメカニズム Mechanism Of Action
5−使い方Usage
6−使用上の安全性 Safety of Using
7―(株) バイオシードにおけるトンカットアリの取り組み方
8−文献 References



1−植物の説明 Plant Description
 東南アジアの有名な民間薬の一つであるTONKGAT Ali(トンカットアリ)は学名EURYCOMA  LONGIFOLIA  JACK、和名をナガエカサという。ニガキ科の潅木で熱帯雨林の中で発見された野生の植物の一つで、インドシナからマレーシア半島、ボルネオ、スマトラにわたる地域に原生している。この木は何年もかかってじっくり成長し,直径15センチの幹になるのに約10年を要することがマレーシア森林研究所の試験栽培で記録されている。トンカットアリの根、幹、葉には強い苦味があるのが特徴で、主に根をチップや粉末にした物を使用する。
2−使用についての歴史 History Of Using
 Tongkat Aliはインドネシア名でPasak Bumi 、ベトナムではCay Ba Binh とよばれている。CAY(治) BA(百) BINH(病)は 100 の病気を治療する植物の意味である。マレーシアでは催淫剤として古代から評判を博している。Tongkat Aliという名は、「 Ali のステッキ」の意味で男性生理器官への影響に由来している。男性の媚薬剤及び強壮剤として伝統的に使われてきたことを明らかに示している。トンカットアリとして一般に知られているEurycoma Longifoliaは、伝統的に健康、及び、バイタリティのための補足として使われただけでなく、解熱剤としてマラリヤ治療薬としても古くから用いられてきた。
特にマレーシアでは有名な伝統的マレー民間薬として、マレー薬店や街頭香具師が昔から販売していた。この10年ほどトンカットアリを商業薬品化する試みが盛んになり、さらにこの数年のバイアグラブームでこの伝統的民間薬の効能が見直された。マレーシアのマスコミや国会でも取り上げられ、地元製薬会社もその製品化に乗り出し、多くの商品が市場に出回ったが、現在ではマレーシア政府の認可を受けた数社の製品が大勢を占めている。
3−トンカットアリの成分 Tongkat Ali Properties
 抗腫瘍活性スクリーニングにおいて、トンカットアリより得られる抽出エキスは強い活性を示し、その活性成分として3種の新規スクワレン型トリテルペンエーテルを単離し、eurylene, 14-deacelyleurylene, longilene peroxideとそれぞれ命名した。また、高度に酸化段階の進んだ多くのC19及びC20型の新規カッシノイドも単離した。
C20−カシノイドであるユーリコマノン、ユーリコマノル、ユーリコマノル−2−O−β−D−グリコピラノシド、またC−7ではなくC−12でラクトン結合する構造を持つC19−カシノイドのユーリコマラクトン、およびC18−カシノイドであるラウリコラクトンAおよびBがすでに分離され、そのいくつかはインヴィトロで抗マラリア活性を示すことが明らかとなった。さらにn−ブタノール抽出物について調べたところ、C−7でラクトン結合を形成しロンギラクトンと命名した新規のC19型カシノイド13、12−ジヒドロユーリコマノン、13β,21−ジヒドロキシユーリコマノンおよび14,15β−ジヒドロキシクライネアノンという新しい細胞毒性カシノイドが、既知のユーリコマノンおよびユーリコマノルとともに分離された。
4−効果のメカニズムMechanism of Action
 トンカットアリは男性の勇気を高めると考えられているため、男性の催淫薬として有名である。1977年に刊行されたオックスフォード大学出版のマレー薬辞典でもEurycoma Longifolia(トンカットアリの学名)にその旨記載されている。
セインズ・マレーシア大学薬学部講師のAng Hooi Hoon博士は、シンガポール大学医学部の研究者達と5年間に渡ってトンカットアリに関する共同研究を行なった。その結果、トンカットアリはペニスの硬直指数を増加させ、セックスに対する願望とスタミナを高めることが分かった。Ang博士らのねずみを使用した研究で明らかになったことは、Tongkat Aliはホモ性を呼び起す事はない、性的パートナーを区別するに足るオスの能力を変えることはない、性的に活発なねずみを去勢した後でトンカットアリを与えたら、それでも性的能力を維持していた。餌にトンカットアリを混ぜると性的衝動を増す、などという事である。トンカットアリは男性の生理器官に対して特殊な治療効果を持つ。Ang博士は長年トンカットアリの研究をしており、その業績はマレーシアだけでなく英国、米国からも高く評価され、様々の賞を得ている。
Malaya 大学の生化学研究局(Johari M Ali et al)によれば、トンカットアリを1週間服用した後では、精巣で作られる男性ホルモンのテストストロン(testosterone)のあたいが480%増加する結果が得られた。
最近、韓国の研究者は、トンカットアリが朝鮮人参よりも5倍も高い治療効果をもつことを明らかにした。
また、トンカットアリ根は持続熱やマラリアの治療薬として伝統的に使用されている(Gimlette and Thomson、 1977;Perry、 1980)。この植物から単離された様々な化合物を薬学的に評価すると、抗マラリア性、細胞毒性、抗潰瘍性および解熱作用を有することがわかった。
日本でも、東京大学薬学部と東京薬科大学の共同研究により抗がん特性が発見された。
エネルギーおよび健康を調節するために、疲労の諸症状の緩和にも利用されている。

トンカットアリの特徴は次のようにまとめられる。

1疲労回復
2免疫力の向上
3腰痛の緩和
4血液循環の向上
5ホルモンバランスの調節、特に精子数の増加
6勃起レベルの向上
7性衝動の増進及び射精前状態の増長
8性行為の活発化
9抗腫瘍の効能
10抗潰瘍の効能
11抗マラリア
5−使い方 Usage
 カプセル状になったトンカットアリの粉末をそのまま飲む。またはカプセルを開きコーヒーや紅茶、スープに入れて飲む。マレーシアでは肉体労働者や長距離バスの運転手、警察官などが疲労回復のため、トンカットアリを入れたコーヒーや紅茶にミルクや砂糖をたっぷり入れて飲んでいる。また根を乾燥させてチップ状にしたもの4〜5個を水に入れ煎じて飲んだり、チップ1片をそのまま口に入れなめる。ただしかなり苦くて、くせがあるのでカプセルをそのまま飲むほうが摂取しやすいと思われる。その他、粉末とBuah Keras ( ローカルなスパイス ) のオイルと米を混ぜ合わせて、腹痛や高熱を緩和するための塗り薬として使用したり、トンカットアリの葉をペースト状にして外傷薬とする。根を煎じて産後の女性の体力回復に供するなど、現地では、トンカットアリは精力増強だけでなく、民間伝承薬として有効に使用されている。
6−Safety of Using(トンガットアリの安全性)
 マレーシアでは薬用植物として長い歴史があり、これはトンカット・アリが安全で、有効な健康食品であることを意味している。様々な実験や研究の結果からもトンカット・アリが安全性の高い植物であることが確認されている。添加物不使用のトンカットアリには副作用の心配もない。
今日トンカットアリの研究は続行中であるが、他にも多くのメリットがある。
・ あらゆる年齢層の男性と女性に向いている
・ 医者の処方箋は不要
・ 他の清涼飲料水やアルコール飲料を飲んでも差し支えない
・ ビタミン類や薬を服用しても問題なし
7−バイオシードにおけるトンカットアリの取り組み方
 この何年かにおいて世界、日本において健康食品・健康補助食品がブームになって市場に溢れています。
価格は様々ですが、よく見るとほとんどの製品が人工的科学的につくられたものばかりです。それらは一時的には体に良いですが、長く服用しますと有害成分が体内に蓄積されます。
他方、生薬と言われる自然そのものは、マレーシア・アマゾン・東アフリカの熱帯雨林に数多く存在しております。それらは「医食同源」として生活に密着し原地の人々に多方面で利用されております。
 マレーシアにおいてトンカットアリは「日本の塩」の様に、食物・飲物に健康補助食品として添加されております。
 マレーシアには沢山のトンカットアリの製造元がありますが、(株) バイオシードはそれらの中よりマレーシア厚生省の認定したもの<D・C・A>と契約し輸入販売をしております。
 トンカットアリは本物で体に副作用がなく、また末長くご利用していただける生薬であります。
皆様にご満足いただけるよう配慮し適切な価格で提供しております。
8-文献 References
1- Corner, E.J.H. & Wayside: trees of Malaya, Government printing Officer: Kuala Lumpur, 1952
2- Ang, H. H.;Chan.K.L.& Mak,J.M. Planta Med. 1995: 61,177-178
3- Ang, H. H.;Chan.K.L.& Mak,J.M. J. Ethnopharmcol. 1995a 49: 171-175
4- Tada, H.; Yasuda F.Otani, K.; Doteuchi, M. Ishihara, Y. Shiro,M.Eur. J.Med.Chem.1991: 26, 345-345
5- Chan,K.L.;Lee,S.P.;Yuen,K.H. In chemical prospecting in Malayan Forest, Ghazally,L.;Murtedza, M.;Laily,Deds. Antipyretic activity of quassinoids from Eurycoma Longifolia Jack. Pelanduck Publications: Selangor 1995: pp. 219-224
6- Chan,K.L.;Lee,S.P.;Sam, T.W. and Han., B. H. Phytochem. 1989: 28; 2857-2859
7- . Chan, K. L.; Iitaka, Y.; Noguchi, H.; Sugiyama, H.; Saito, I.; Sankawa, Phytochemistry 1992, 31, 4295-4298.
8- Itokawa, H.;Kishi, E.;Morita, H.;Takeya, K. Chem. Pharm. Bull. 1992: 40, 1053-1055.
9- Morita H., Kishi E., Takeya K. Itokawa H., Tanaka O., Chem. Lett.1990: PP, 749-752
10- Morita H., Kishi E., Takeya K. Itokawa H., Tanaka O. phytochem. 34: 565-771
11- Chan, K.L., Neill M.J. Phillipso, I.D. & Warhurst D.C. 1986: Med. 52: 105-107
12- Gimlette, J.D. Thomson H.W. (eds). 1977 P 183.
13- Hooi Hoon Ang and Hung Seong Cheang. 1999: Jpn.J.Pharmacol. 79(4), 497 - 500
14- Chan, K. L.; Iitaka, Y.; Noguchi, H.; Sugiyama, H.; Saito, I. Sankawa, U. 1992: Phytochemistry 31, 4295-4298.
15- Yamamoto, K.; Sugiyama, H.; Kawanishi, S. Phytochemistry 1993: 32, 1059-1066


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